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俺の名前は「峰岸 優真(みねぎし ゆうま)」。 訳あって昔から付き合いのある宮ノ杜家で 住み込みの使用人として働いている。
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「宮ノ杜 春音(みやのもり はるね)」のことは 小さい頃から好きだったけど、立場の違いもあって想いを告げられずにいた。 でも春音の方から告白してくれて、俺たちは晴れて恋人同士になった。
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とはいえ、使用人と由緒ある名家のお嬢様。 普通に考えれば許される恋じゃない。 だから旦那様――春音のお父さんに誠心誠意説明して 交際の許可をもらおうと思っていたのに、その矢先に春音と旦那様が大喧嘩。 しかも春音は荷物をまとめて家出までしてしまうし……。 何とか説得しようとしても、春音は聞く耳持たずで屋敷には帰らないの一点張り。
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家事スキルゼロの春音を一人にはできなくて 家出先の近くに住んでサポートしようとしたんだけど 春音から一緒に住もうと提案された。
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旦那様に秘密で付き合っているのにさらには同棲なんて…… と思いながらも、屋敷にいたときと違って 人目を気にせずイチャイチャできる誘惑には勝てなくて……。 こうして俺と春音のヒミツの同棲生活が始まった。
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二人には早く仲直りして欲しいんだけど…… 何かいい方法はないかなぁ?
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江戸時代から続く宮ノ杜家の一人娘。 通学は専用の車で送迎してもらったり コンビニやスーパーも利用したことがない生粋のお嬢様。 それ故世間知らずで、市井のことにはかなり疎い。 性格は素直で穏やか、周りからはのんびりしていると思われているが 一度決めたら譲らない頑固な一面もある。 また、優真の前ではわがままを言ったりもするけど それは彼に心を許しているからこその可愛らしいもの。 幼い頃から跡取りとして厳しく育てられたため 教養はあるが、家事全般は全くできない。 電子レンジや掃除機の使い方も知らなかったレベル。 物覚えはいいので、同棲するにあたり少しずつ覚えていく。 学園内でも屈指の名家の人間ということもあって 知名度は高いが、家柄故に本当の友人は少ない。 最近体重が増えてきたことを密かに悩んでいるのだが すべて胸にいっていることを本人は気付いていない。 なので…おっぱいはすごく大きい。